遺棄されてFIPになった猫

今年1月17日、1匹の猫が地域猫指定区に遺棄されました。

去勢手術をして地域猫の仲間入りをしたその猫は、本日3月27日にその生を終えました。

地域猫として生きたのは2ヶ月と10日。

1週間前から姿を見せなくなり、昨日3月26日に衰弱した状態で発見された猫は、血液検査の結果FIPの疑いありとされました。

補液してステロイド注射で持ち直す事もあると獣医師から聞き、そのようにしようとしたのですが、検査後2時間ほどで亡くなってしまいました。

棄てられていなければ、免疫力が下がる事も発症する事も無かったかもしれません。

飼い猫であればもっと早く気付いてもらえて病院へ行けたでしょう。

屋外の猫がケガや病気をした場合は隠れてしまい、人知れず死んでゆく事が多いです。

この猫もFIPを発症して食欲が無くなり隠れてしまい、発見した時にはもう力尽きる寸前でした。

今回の医療費。

この他にFIPの検査を追加したので+2750円。

合計16170円になりました。

島内最大規模の地域猫指定区は、今なお続く遺棄のせいでTNRは終わりません。

安易に猫を棄てる飼い主がいる限り、屋外に生きる猫は減りません。

この地域猫指定区では大体2~3年程度で死んでゆく猫が多いですが、毎週棄てられるので数は常に3桁です。

同じ日、交通事故で骨折した猫も見つかりました。

レントゲンは撮ってもらえましたが島内の病院の手術枠が埋まっており、断られてしまいました。

傷病猫の受け入れをして下さっている内地のボラさんに明日空輸、向こうで手術予定です。

コロナから解放されて観光客がドッと増え、レンタカーの事故も増えています。

島に来られる方は道路脇から飛び出す動物に気を付けて、ゆっくり運転お願いします。

 

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